お餅は、作り手の心を映す鏡?! 大吉さんの人柄を探ってみた。
お餅は、作り手の心を映す鏡?!
大吉さんの人柄を探ってみた。
こんにちは、こんばんは。
年々、化学繊維の肌着が肌に合わなくなってきているライター中城です。
2児の子育てと家事育自仕事に奔走する毎日ですが、
この時期、お餅は最強の時短飯、かつパワーフードです。
お砂糖と醤油があれば、忙しい朝もなんとかなるもので
本当に重宝しますよね。
そんなわけで、割と季節を問わずお餅を買う私ですが、
先日、友人から「『中山大吉商店』の餅最高よ」
という朗報を得たので、ゲットしました「中山大吉商店」の餅!
控えめに言って最高にうまいっっ!!
シンプルがゆえに、素材の味がダイレクトに出るお餅。
熊本産のもち米を使っているから?
いやいやそれだけではない、おいしさの秘訣があるはず。
そもそも“大吉”って名前だけでも縁起良さげだし、
作る人の人柄も、お餅の味に影響している気がする!
そう、きっと餅は作り手の心を映す鏡!
(鏡餅だけにね!)
そんなわけで今回は、人気のお餅の作り手“大吉さん”の人柄を探るべく、
近しい人たちに聞いてみました!!
「大吉さんってどんな人」?
証言1.福笑いみたいな人
「福笑いみたいな人ですかね」
「え、福笑いってあの福笑いですか?」
一瞬、聞く相手を間違ったかなって思いつつ「そうなんですね~」って答える私の
脳内BGMは、高橋ゆうさんの「福笑い」に決定(♪きっとこの世界の共通言語は~)。
「これまで一回も怒られたことが無いですし、とにかく優しい。たとえばすごく手間のかかることも、嫌な顔ひとつせずやってくれるところ、すごいなって思ってます」
「なるほど。とにかく“いい感じ”な人なんですね」
大吉さん=福笑い=高橋ゆう=いい感じ
―――大吉さんのイメージ、整いました。
証言2. 家業を継ぐ前は、SE(システムエンジニア)だったらしい。
「元々は関東でシステムエンジニアをされてたんですよ」
「え!! 案外ハイテクな方なんですね」
「3代目が自分の代で店をたたもうとしていた2013年頃に、ネット販売を始められて、3年後の2016年に3代目が亡くなったのをきっかけに継ぐことを決めたみたいです」
「じゃあネット販売のきっかけをつくられたのは、ご本人だったんですね」
実はインターネット販売をはじめてからというもの、
「中山大吉商店」のお餅のリピーターは年々増え続け、
年末年始は、本気で飛ぶように売れるそうです。
そして、そのネット販売の地盤を作ったのは、
関東でSEとして働いていた20代の大吉さんご本人だったなんて(!)。
遠く離れた熊本で味噌屋を営む(「中山大吉商店」は一年間の内350日は味噌屋です)ご両親のために、何か手助けできることは…と大吉さんが行った親孝行が今や自身の稼業となり、おいしいお餅を全国の方にお届ける礎となっている…。素晴らしいじゃありませんか。
大吉さん=福笑い=高橋ゆう=いい感じ=親孝行=ネットで爆売れ=縁起がいい
―――芸は身を佑とは、まさにこのこと!!
証言3. 家内制手工業
「一度、見に行ったことがあるんだけど、思ってる以上に家内制手工業だから。この古い機械が壊れたら、繁忙期どうするんだろっていうくらい! リスクヘッジという言葉を知りませんか?! って驚いたのよ」
「以前、陶芸家さんのところで聞いたことがあるよ。45年前の機械が今も最新であり続けるんだと。機械が新しければ、効率はいいだろうけど、味はどうでしょう? ってやつだよね」
「は?」
おいしいパン屋は、移転すると味が落ちるというのが世の常らしい。
それは、見えないけれどその空間に漂う酵母そのものが、
パンの旨味になっているのだ、というのだ。
きっと日々良質な味噌から放たれる酵母たちが
ここぞとばかりに大吉さんの餅をおいしくしてくれているのだろう。
大吉さん=福笑い=高橋ゆう=いい感じ=親孝行=ネットで爆売れ=縁起がいい=見えないものの世界=酵母=うまいお餅
―――完全に点と点が繋がった…!!
そして
「そんな風だから大吉さんのお餅は、おいしいんだねぇ」
と、しみじみ語った私に、友人は放った衝撃的なひと言。
「てか、中山さんの名前“大吉”じゃないよ。憲征(けんせい)だよ? 」
しかし、そんな家内制手工業だった大吉さんの店に、
このたび新しくマシンが導入されたとのこと!!!
そのおかげで今年は、なんと丸餅の“大吉もち”、切り餅の“幸吉もち”に加えて、“スライス餅”が登場っっ!!!!
「いくら年末年始にしか発売しないからって、そんなにいっぱい食べられないよ」
って方は、すぐさま冷凍庫にぶち込んで!
最後に、岡山の雪深い地域に実家のある友人から聞いた
最高の餅の調理テクをお伝えしよう。
① 凍ったお餅を用意する
② 丼など、深めの器にお餅を入れて水に浸す
③ 電子レンジ800wで約3分温めれば完成!
※様子を見ながら時間を調整しましょう
これまでは、お餅はオーブントースターで焼いて焦がすか
レンジでチンしすぎて、ぐでぐでのお餅にしてしまいがちだった
私のお餅ライフは、この手法によって格段に豊かになりました!
ちなみにその友人の実家では、
屋外のドラム缶にお餅を入れて
保管していたらしいです(超ワイルド)。
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