大吉ブログ

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2019.2.5 / 店長ブログ, 特集

まさかの結末!鬼と子供のまめまき物語

鬼は外。

 

福は内。

 

節分の日、日本中であたりまえのように叫ばれるこの言葉に疑いを持つ人はいません。

僕もその一人でした。

 

中山大吉ブログ二回目の登場!

ズートリ野田です!

 

前回の家族を消耗しつつ全力で書き綴った豚汁記事が中山さんに好評で

「つぎは節分用の豆で書いてよ〜」

 

と嬉しい依頼を頂き、この記事を書いています。

 

ちなみに我が家の息子は4歳。

去年の節分は速攻で鬼がパパとバレてしまった僕は

今回、

「自分史上最大の節分」

をテーマに掲げ計画を練ってました。

 

※下記は去年の節分の様子

 

 

 

 

 

 

全国鬼協会というものがありまして・・・・

 

息子は4歳といえど、物事をいろいろと理解はじめているお年頃。

適当なことを言ってると論理の粗をつかれてしまいます。

 

節分の一ヶ月前、

僕はまず「節分の仕組み」について説明しました。

 

「はるみち(息子の名前です)節分には鬼がくるよね。あれは全国鬼協会から派遣されてくる鬼で、毎年倒すたびに強い鬼が派遣されてくるんだよ。去年の鬼はランキング108位で、今年の鬼は58位の強い鬼が来るから準備をしっかりしないといけないんだ。」

 

息子

「なんでパパはそんなことしってるの?」

 

「パパは全国鬼協会の会長さんとお友達で、毎年鬼情報を早く仕入れることができるんだ。」

 

息子

「ぱぱ!すごい!」

 

こうして、息子は鬼協会の存在を信じたのである。

 

そして、僕と息子の鬼退治の修行が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

たゆまぬ修行の先に栄光の勝利があるのだ。

 

 

まずは筋力が資本である。

「技は力の中にあり」

基礎体力トレーニングから取り掛かった。

 

僕と息子の想いはひとつ。

58位の鬼を倒すことである。

 

そんなある日、息子に言われた。

「ぱぱ。鬼さんってどんな顔してるの?」

 

うーむ。

よし、一応デザイナーの僕だ。

いっちょ書いてみるか。

 

 

 

 

 

完全に精神がやばいやつの絵である。

チラッとみた嫁から引かれた。

 

息子はこの絵をみてから毎日鬼の話しをするようになった。

まじごめんて思った。

 

ちなみに、トゲと角に触ると毒で死ぬ。

 

それからというもの

僕を鬼に見立てた実践訓練はより一層はげしいものとなった。

 

倒れた僕に執拗にトドメを刺してくる。

彼の中では僕の描いたイカれた鬼が立ち上がってきてるのだろう。

好きなだけ父を叩きたまえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・節分前日。

 

23時。僕は一人ドン・キホーテにいた。

自分が書いた鬼のお面を自作しようと試行錯誤したが

そのハードルを超えることができなかったからだ。

 

節分前夜のドンキには

売れ残りの鬼のお面が少し残っていた。

 

しかし、残ってるのは紙で作られた簡易的な鬼だ。

「これではランキング100位以下だな・・・」

 

空想の鬼協会はいつのまにか僕の脳内に実在していた。

 

ふと目についた隅っこのお面。

「こ、、、これは」

 

即決だった。

その曲々しい顔つき。

まさにランキング58位。

 

いや、50位以内に食い込むポテンシャルを秘めてる。

本当は50位以内に入れるくらい強い鬼やけど

普段の素行が悪く鬼協会から目を付けられてるっていう感じ?

やば!それすっげーヤバイ鬼やん!

 

ぼくはすぐに帰宅し、

嫁に報告した。

 

「いや、これ怖すぎだし。鬼じゃなくて仁王って書いてあるじゃん。」

 

 

仁王・二王】

  1. 仏法を護持する神である金剛力士。

 

あ!これでっかい神社の入り口の左右におるやつや!!

 

しかし、後戻りはできない。。。。

たとえ罰当たりだといえ、僕は鬼になるしか無い!

 

 

 

 

 

 

そして、、、最終決戦がはじまる。

 

その日は、朝から息子が言った。

「今日、鬼がくるの?保育園の鬼は全然こわくなかったよ!」

 

保育園でも、先頭に立って鬼に豆を投げたそうだ。

修行の成果に父は嬉しかった。

 

「パパ!武器を作ろう」

 

そういって、鬼殺しの武器を一緒につくった。

 

サンシャイン池崎ばりのAmazonソード。

 

4歳児の口から「刺したあとにバンバンする」という言葉が聞けるとは思わなかった。

 

 

そして、50位台の鬼に唯一通用する豆として

「中山大吉商店の福豆と鬼豆」を渡した。

 

しかし、父の用意した鬼は仁王。

保育園のフレンドリーなビジュアルとはかけ離れた

トラウマクラスの鬼である。

 

そして、嫁との入念な打ち合わせの後、

僕は

「仕事があるからちょっと上の部屋にいくね!」

といって鬼の楽屋にピットオンした。

 

 

  

あぁやはり怖い。まぎれもなく怖い。

いっとき夜寝れなくなって、嫁からクレームが来るのが目に見えている。

 

しかし!もう後には引けぬ!

僕は心すら鬼になった。

 

鬼(仁王)と化した僕は

子どもたちの待つリビングに乗り込んだ!!!

 

そして!まさかの展開が!!!!

その一部始終を動画に収めたのでご覧頂きたい。

 

 

 

 

 

 

「ともだちになろう」

 

僕はその意外すぎる一言を、最初聞き取れなかった。

節分とは対極にある言葉。

 

鬼は外って誰が決めたんだろう?

 

そんな根本的な問題に切り込む一言。

 

息子が最近はまってる妖怪ウォッチのオープニングで何度も流れる

 

「ト・モ・ダ・チッ大事!」

 

というフレーズが頭の中で流れた。

 

投げられるはずだった豆はキレイに皿の上にもられ

プレゼントされた。

 

平和的解決。

 

もう、そうなれば

心は仏(そもそも仁王は仏だけど)

 

僕らはトモダチになった。

 

そして、来年の節分も必ず会おう!

といって別れた。

 

僕は感動冷めやらぬなか

速攻でゾゾスーツと仁王を脱ぎ捨てた!

 

そして、何食わぬ顔でリビングに下りた。

 

 

まったく豆を使わなかったことはこの宣伝でチャラにしてくれる中山大吉商店さまの優しさに感謝して、来年の節分はどんな設定にしようと楽しみなズートリのだでした!

 


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